アマノ株式会社(証券コード:6436)は、タイムレコーダーや勤怠管理システム、駐車場システム、環境機器などで国内トップクラスのシェアを持つ機械メーカーです。
2026年3月期決算では、売上高は過去最高を更新した一方、営業利益・経常利益は前年をわずかに下回りました。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高となり、2027年3月期も年間180円配当を予定するなど、株主還元にも積極的な姿勢を維持しています。
本記事では、2026年3月期決算資料をもとに、
・2026年3月期決算のポイント
・財務の健全性
・配当・株主還元
・長期投資家としての評価
を分かりやすく解説します。
細かい分析より、まず結論だけ知りたい!という方へ
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この記事で分かること
✅ アマノの2026年3月期決算の内容
✅ 財務は健全なのか
✅ 配当・株主還元は魅力的か
✅ 長期投資に向いている企業なのか
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | アマノ株式会社 |
| 証券コード | 6436 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 機械 |
| 主な事業 | 時間情報システム・駐車場システム・環境システム・クリーンシステム |
アマノは1931年創業の機械メーカーで、タイムレコーダーや勤怠管理システムでは国内トップクラスの実績を持っています。
近年はクラウドサービスや駐車場システム、環境関連機器なども成長しており、国内だけでなく海外市場への展開も進めています。

💡 管理人コメント
アマノは勤怠管理システムのイメージが強い企業ですが、それだけではありません。
駐車場システムや環境システムなど複数の事業を展開しており、特定分野に依存しすぎない事業構成は長期投資の観点でも安心材料の一つです。
※出典:アマノ株式会社「2026年3月期 決算説明会資料」
ビジネスモデル
アマノは大きく4つの事業を展開しています。
- 時間情報システム
- パーキングシステム
- 環境システム
- クリーンシステム
主力である時間情報システムでは、タイムレコーダーだけでなく、クラウド型勤怠管理システムや就業管理システムなども展開しています。
また、駐車場システムや環境機器はストック型の保守・メンテナンス収益も多く、安定した収益基盤を構築しています。

※出典:アマノ株式会社「2026年3月期 決算説明会資料」P6
💡 管理人コメント
アマノの魅力は、一度製品を販売して終わりではなく、保守・メンテナンスやクラウドサービスなど継続的な収益が期待できる点です。
景気変動の影響を受けにくい事業も多く、長期的に安定した利益を生み出せるビジネスモデルだと思います。
決算概要|売上高は過去最高、純利益も最高益を更新
アマノの2026年3月期決算は、売上高が過去最高を更新しました。
営業利益・経常利益は前年をわずかに下回ったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高となっており、全体として堅調な決算内容だったといえます。

※出典:アマノ株式会社「2026年3月期 決算説明会資料」P4
業績ハイライト
| 項目 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,764億円 | +0.6% |
| 営業利益 | 225億円 | △2.1% |
| 経常利益 | 243億円 | △1.2% |
| 当期純利益 | 201億円 | +13.0% |
| 営業利益率 | 12.8% | △0.3pt |
💡 管理人コメント
売上高と当期純利益がともに過去最高を更新したことから、事業規模を拡大しながら利益もしっかり積み上げていることが分かります。
長期投資家にとっては、着実な成長を続けている点は安心材料の一つですね。
財務分析|自己資本比率70%超の盤石な財務体質
アマノは製造業の中でも非常に健全な財務体質を維持しています。
自己資本比率は71.8%まで上昇し、有利子負債に依存しない安定した経営を続けています。

※出典:アマノ株式会社「2026年3月期 決算短信」
財務評価
| 項目 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 71.8% | ◎ |
| 流動比率 | 約305% | ◎ |
| 固定長期適合率 | 約40% | ◎ |
| ROE | 14.7% | ◎ |
評価基準
◎:長期投資の観点で優秀
○:問題ない水準
△:注意して確認したい
×:要注意
💡 管理人コメント
自己資本比率70%超という水準は、景気後退局面でも安定した経営を続けられる大きな強みです。
営業活動によるキャッシュ・フローも安定して黒字を維持しており、利益を着実に積み上げながら成長している企業といえます。
長期投資家にとっては、利益を安定して生み出しながら財務体質も強い企業は、安心して保有しやすいですね。
配当・株主還元|18期連続増配予定、安定した株主還元を継続
アマノは株主還元にも積極的で、2027年3月期は年間180円配当を予定しています。
これにより、18期連続増配予定となる見込みです。
また、DOE(株主資本配当率)を採用しており、業績だけに左右されない安定した株主還元方針を掲げています。

※出典:アマノ株式会社「2026年3月期 決算説明会資料」P28
配当ハイライト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間配当予定 | 180円 |
| 連続増配 | 18期連続予定 |
| DOE | 9.2% |
| 配当方針 | DOEを重視した安定配当 |
💡 管理人コメント
利益成長にあわせて株主還元も着実に強化している点は素晴らしく、評価したいポイントです。
今後も増配が継続できるかを確認しながら、長く保有したい企業の一つですね。
リスク・注意点|今後も確認しておきたいポイント
好決算が続くアマノですが、長期投資では今後も確認しておきたい点があります。
① 海外事業の成長
アマノは海外売上比率も高く、今後の成長には海外市場の拡大が重要になります。
地域によって景気や為替の影響を受けるため、海外事業の成長が継続できるか注目したいところです。
② 利益率の維持
営業利益率は12%台と高い水準を維持しています。
一方で、人件費や原材料価格の上昇などにより利益率が低下しないかは、今後も継続して確認したいポイントです。
③ ストック型収益の拡大
保守・メンテナンスやクラウドサービスは、アマノの安定収益を支える重要な事業だと捉えています。
今後もストック型収益の比率が高まれば、さらに安定した収益基盤の構築が期待できると思ってます。
💡 管理人コメント
アマノは非常に安定感のある企業ですが、長期投資では現在の業績だけでなく、その強みが今後も維持できるかを継続して確認することが大切です。
ストック型収益の拡大や海外事業の成長に期待しながら、長期で見守っていきたい企業ですね。
総合評価|長期保有したい高配当株【総合評価:S+】
アマノは2026年3月期決算で、売上高と当期純利益がともに過去最高を更新しました。
営業利益・経常利益は前年をわずかに下回ったものの、高い利益率を維持しており、収益力の高さは依然として健在です。
また、自己資本比率71.8%という盤石な財務体質に加え、18期連続増配予定やDOEを採用した株主還元方針など、長期投資家にとって魅力的な要素が数多くそろっているのは素直に高評価ですね。
一方で、海外事業の成長や利益率の維持など、今後も継続して確認したいポイントはありますが、それでも、業績・財務・配当のバランスは非常に優れており、私のポートフォリオの一角の企業です!
評価一覧
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 業績 | ◎ |
| 財務 | ◎ |
| 配当 | ◎ |
| 成長性 | ◎ |
| 安全性 | ◎ |
評価基準
◎:長期投資の観点で優秀
○:問題ない水準
△:注意して確認したい
×:要注意
参考資料
・2026年3月期 決算短信
・2026年3月期 決算説明会資料
・2026年3月期 決算短信補足資料
・有価証券報告書
・IR BANK
・Buffett Code
免責事項
※本記事は、企業が公開している決算資料・IR資料を中心に、IR BANK・Buffett Codeなどの公開情報も参考にしながら、管理人が独自に分析・考察した内容です。
※掲載している数値や内容については十分確認しておりますが、転記・計算ミスや解釈の違い等が含まれる可能性があります。
※本記事は特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。最終的な投資判断は、企業が公表しているIR資料等をご確認いただいたうえで、ご自身の判断と責任でお願いいたします。

